アメリカ、グランドキャニオンの景色。
ルート66ダイナーにある、いかにもな看板。

【アメリカ横断六日目 vol.1】 ルート66を制覇しよう!アメリカの宝石・サンタフェめぐり


アメリカ 田舎
アメリカ中部には都市部では体験できない雰囲気を感じる事が出来ます。

ブランディングを出発し、向かうはアルバカーキ。

お目当てはルート66ダイナーとオールドタウンです。
 
多少逸れたりしていますが、基本的にはルート66を北上しているので、一度はルート66にちなんだスポットに行きたいという話から行くことになりました。
 
途中、ナバホ・ネイションを通過。
ここはアリゾナ・ユタ・ニューメキシコ3つの州にまたがって位置する、先住民族ナバホ族の準自治領です。
 
町には写真のような絵画や貴金属を販売するお店が軒を連ねていました。
その他には特に目立ったものはなく、給油と食糧調達のためガソリンスタンドとスーパーに。
 
アメリカ、ナバホネイション。
ナバホ・ネイション。見晴らしの良い綺麗な街でした。
ナバホネイションのガソリンスタンド
ナバホネイションのガソリンスタンドにて。なーんにもない田舎のアメリカを体感。

車から降りたとき通りすがった人が、軽く町の説明をしてくれました。

英語力がなくあまり聞き取れませんでしたが、やはりおすすめはナバホ族の経営するショップとのこと。
ただ、入り口は強盗への対策か鉄格子が張られており、少し入るのがためらわれる…
仲間の誰もアクセサリーを買いたい人はいなかったので、ショップには入りませんでした。
ナバホネイションのお店
こんな感じのお店が沢山。貴金属や絵画を売っています。グランドキャニオンらへんで売ってたのと同じかな?

さて、もう少し車を走らせると、ルート66ダイナーに到着。

だんだんと町の雰囲気が中部都市っぽくなってくるのを感じます。
よく言えば物静かですが、悪く言えば殺伐としていて治安が悪いといった感じ。
ロサンゼルスからラスベガスは、人が多いエリアではそれほど治安の悪さを感じることはありませんでした。もちろん、夜はそれほど出歩いていないというのもありますが。
ラスベガスからグランドキャニオンあたりは寒さもあるためか、もはや人がいないといった感じで、治安以前の話でした。
しかしアルバカーキあたりになってくると、よほど日本人はいないのか歩いているだけで絡まれたり、道路を挟んだ歩道にいる人から悪態をつかれたりしました。
ルート66ダイナーから市内のオールドタウンに歩くだけでこのような感じでした。
というか、まず歩いている人がほとんどいません。歩いている人は言い方は悪いですが殆どが失業者風。旅行者は歩くだけでナンセンスなのかもしれません。
昼間でも出歩くのは避けることをお勧めします。
 
ルート66ダイナーでは、店内・店外にあらゆるルート66関連のポスターや標識っぽいものが置かれていて、かなり風情があります。
注文したのは、クリスピーチキンとチーズとビーフのサンドウィッチ。
 
揚げ物・ピザ・ハンバーガーには相当飽きていたので、ここではチキンとサンドウィッチをチョイスしたのです。
ですがやはり味が濃く、あまり気分転換にはなりませんでした。
 
やはり日本は料理が美味しい…素麺と蕎麦が食べれるなら100ドル出せると皆言っていました。
実際、食べれるなら100ドル位は払っていたと思います。
 
結論としては、味はあまりでした。
次の日に食べたコヨーテブラフカフェのハンバーガー(次話参照)の方が全然美味しかったです。
まあ、良い思い出づくりが出来ました。
 
 
 
ルート66ダイナー アメリカ
ルート66ダイナー。店内には様々なアイテムがあり雰囲気満載。
ルート66ダイナー メニュー
フライドチキン。サンドイッチ的な感じかな、と思ったらそのまま出てきた。味濃いし、きつい。(笑)
ルート66ダイナー メニュー
こっちはサンドイッチ。パンがある分より味が濃い。中の肉がめちゃしょっぱい。残念。

オールドタウンでは、色々なお土産が売っていました。例えばisenbergのTシャツ。

ここだけ少し治安がいい感じ。

それ以外に見る物は特になく、ペットボトルの水を買ってサンタフェに出発。

ルート66ダイナー
ちなみに、ルート66ダイナーの外観はこんな感じ。この辺は治安悪いので、車での移動をお勧めします。
アメリカ オールドタウン
オールドタウン前。寂れた感じだけれど、治安は良いです。

サンタフェはアメリカの宝石と呼ばれています。

訪問時はその事は知りませんでしたが、皆サンタフェの独特な雰囲気に惹かれていました。

 

町は静かで、神聖な雰囲気。

独特の建築様式(アドビ建築)の建物。

絵やナイフ、絨毯など沢山の芸術作品。

 

サンタフェで最もよく知られているのは、奇跡の階段でしょう。

がしかし、到着時間が遅すぎて拝見できず…

奇跡の階段とは、境界にある螺旋階段のことなのですが、支柱がなくまるで宙に浮いているようなのです。

 

町は様々な芸術作品が売られているだけでなく、沢山のモニュメントもありました。

これがまた絵になる。

 

サンタフェ アドビ建築
サンタフェのアドビ建築。もこもこした建物が特徴的です。
サンタフェ ショップ
こちらはショップに売ってあったナイフ。綺麗。
ロレット・チャペル
ロレット・チャペルでは奇跡の階段が見れます。クローズド…
サンタフェ 靴
サンタフェにはこんなお店も。雰囲気満載。
サンタフェ
至る所に唐辛子が吊るされてました。綺麗な街並みで、歩いていて楽しい。

その後は、モーテルへ。

泊まったところは、サンタフェ・スイーツ。これが最高のモーテルでした。

安モーテルでは珍しく、コンロ付き。また、洗濯機も使えるとのこと。

 

 

せっかく料理出来る環境にあるのだから、節約と栄養補給を兼ねて自炊する事に。

サラダとパスタ、焼いたベーコンを作りました。

 

男6人ではこれが限界。

この頃は乾燥がひどかったです。

また連日の旅の疲れから風邪が流行り、皆濡れタオルをかけてマスクをして就寝しました。

 

 

サンタフェスイーツ santafe suites
宿泊先のサンタフェスイーツ。かなりいいモーテルでした。おすすめ!
アメリカ横断 料理
サラダなんてずーっと食べれなかったので。自炊出来てよかった…

 

洗濯機と乾燥機は使うのが難しかったです。

というのも、25セントが4枚必要で、手元に25セント持っていなかったからです。

 

ただ、このモーテルは24時間受付がいて、そこに頼む事で解決しました。

また、朝はオードブル(といっても、オートミールにコーヒー程度ですが)付き。

 

普通はついていない(グランドキャニオン編で泊まったモーテルはいつでもコーヒーが飲めましたが、その程度で感激です。朝食なんてどのモーテルにも無いと思ってました。) ので、本当にサンタフェは最高だなと実感。

 

ちなみにこのあと、更にサンタフェの素晴らしさを体感することになりました。

それはサンタフェ・スイーツからオクラホマに向かう途中での出来事。

アメリカ横断
ちなみに、この時はこんなところにいます。帰りたくなっても絶対帰れない。この辺で警察に…

 スピードの出しすぎで、警察に捕まりました。

それほど出していなかったはずなのに、絶望。

 

以前も述べましたが、アメリカでスピードを出して警察に見つかった場合、パトカーは回転灯は回しますがサイレンは鳴らしません。しかも何も言ってきません。

 

でもそれはれっきとした「止まれ」の合図なので右車線に止まりましょう。

車から出ずに、ハンドルを持ったままで待ちましょう。それ以外の事をすると打たれる可能性があります。

相手はこちらが日本人旅行客とは分かっていないので。

 

警察官が来て、一言。

「免許証を見せろ」

即座に国際免許証を見せます。

「なんだこれは。こんなもの通用しないぞ。」

これはやばいと自分たちは日本人旅行者で、今移動の最中であること、それは国際免許証で日本で取得すればアメリカで運転出来るということを伝えます。

 

宿泊先やこれからどこに行くかなど何回かのやり取りをした後、事情を知った警察官は

「サンタフェはいい街だろ?」と。

即座に自分たちは最高の街でした!と答えました。

 

それに満足(?)したのか警察官は

「もういいぞ、行け。この辺りは事故が多いからスピードに気を付けろよ。」

とだけ言って去っていきました。

 

日本ならあり得ない、そして速度違反はやってはいけない事ですが、罰金ゼロで見逃し!

やりました。(笑)

 

助けてくれたサンタフェには感謝感激。やはりアメリカの宝石だった…といいながら、速度に注意して向かうは

オクラホマ。

 

次に続く。