人生で一度はやりたいアメリカ横断旅行、ですが費用や日数を考えるとどうしても・・・と思いがちですよね。
僕も2018年の2月に横断旅行に出かけていたのですが、「いくらかかるの?」「危ないんじゃないの?」と家族や友人に言われていました。笑
色んな不安要素のあるアメリカ横断旅行ですが、しっかりと計画を組んだ上でポイントを抑えれば、費用も日数も抑えたまま最高の体験をする事が出来ちゃいます。
ここでは、僕がアメリカ横断までに掛かった費用と日数をお伝えしていきます。
別ページで出発までの詳細な準備方法についても記載しているので、そちらも是非ご覧ください!
結論からお伝えします。
アメリカ横断でかかった費用・日数は、
14日間で約40万円です。
正直なところ、これだけあればかなり充実した旅行が出来ます。
ラスベガスでカジノを楽しんだり、クリーブランドでNBAの試合を見たり、
ニューヨークのアウトレットで皮ジャンを買ったりする事が出来ます。笑
ただ飛行機・ホテル代は安く済ませたので、切り詰めても30万円くらいはかかります。
詳しい内訳を、以下に記しています。
横断旅行は6人で行ったので、レンタカーや宿泊代は6で割ったものを書いています。
まず必要なのは、航空券。
旅行の数か月前にデルタ航空で予約すれば、格安でアメリカを往復することが出来ます。
デルタ航空のサイトでは、簡単に旅費を調べる事が出来るので一度調べてみてはいかがでしょうか。
ロサンゼルスまで10時間のフライトで、費用は68680円でした。
くれぐれもESTAの申請は忘れずに…(出費の内訳“その他”を参照)
航空券の次に必要なもの、それは車です。
僕たちはレンタカー会社のHERTZで車を借りました。
HERTZは乗り捨て料金を追加で支払えば、アメリカ西海岸で車を借りて東海岸で乗り捨てる事が出来ます。
これがとっても便利!(といっても、乗り捨て料金は700ドル程かかりますが。)
こちらもホームページで借り出し/返却の営業所と借りる日数を入力するだけで料金が分かるので一度調べてみる事をお勧めします。
僕たちが横断する時は、6人での旅行でした。
なので6人乗りの車(ミニバン・タイプR)を予約したところ、配車の時は上の写真の車(パスファインダー)が来ました。
どうやらミニバンがなかったようで、少し狭くて困りましたが車内は非常に綺麗でした。
全額で1946.17ドルで、6人で割って当時の日本円(225990円)に換算すると、37665円です。
参考までに、レンタルした時の詳細は以下のようになっていました。
前述した通り乗り捨て料金が少し高いため、
ホテルに泊まらなくても良いのであればキャンピングカーも良いかもしれません。
14泊の内、3日間はホテルで残りの11泊はモーテルで宿泊しました。
正直な話、モーテルを使うのであればホテル代は非常に安く済みます!
モーテルの宿泊料金は基本的に一人当たり2~3000円で、ホテルはグレードによって6000~20000円まで様々でした。
僕たちは横断初日と最終日はホテルでゆっくり休み、途中のラスベガスではとびきり良いホテルを楽しもうと考えていました。
そこで、初日と最終日に一泊一人当たり6000円のホテルと、ラスベガス到着時に一泊一人当たり20000円のベラージオ(上の写真の左側です)というホテルに宿泊しました。
モーテルであれば6人一部屋で足りるのですが、ホテルの場合は基本的に二部屋以上予約する必要があります。
なので全てホテルで済まそうとするとかなりお金がかかるので注意してください。
僕たちは使いませんでしたが、AirBNBを使って宿泊してみても良いかもしれません。
都市ごとに有名な料理を食べたり、お酒を飲んだりしていると食費はどうしても嵩んでしまいます。
ロサンゼルス、ラスベガス、ニューヨークなど有名な観光地になるほど食費は高くなっていきます。
その他にも、
ボストンで本場のロブスターを食べたり、シカゴのジャズバーを楽しむ場合、当然費用がより必要です。
中部都市では、お店がほとんどない代わりに安いです。
基本的に毎日バーガーキングとガソスタで買えるハンバーガー&ピザ生活になります。(笑)
写真はロサンゼルスにあるIn-N-Out Burger(イン・アンド・アウト・バーガー)です。
ロサンゼルスに来たら一度は食べておきたい味!
(ロス・ボストン・シカゴでの体験は、横断旅行記にありますので、宜しければご覧ください。)
個人的には、日本人の舌にはバーガーキングの方があっているかな…と思いますが。
(ちなみに、「アメリカに来たらハンバーガー!」と初めからハンバーガーを食べていると後で一口も食べたくなくなるので注意です。そうめんに1万円出せる気分になります。)
日本人でアメリカに行く場合は、出発前にESTAと呼ばれる渡航認証をしなければいけません。値段は14ドルほどです。
取得から二年間は有効なので、以前に取得した方は不要です。
また、横断旅行にレンタカーを使う場合は国際免許証の取得が必要です。
各都道府県の免許センターや警察署で発行する事が出来ます。
費用は2400円で、僕は新宿都庁の免許センターで発行を行いましたが10分ほどで交付されました。
ただ、必要書類である写真の大きさが普通の証明写真の大きさとは違うので注意です!
必要な書類は日本の免許証とパスポート、縦5㎝×横4㎝の本人写真です。
アメリカの広い道路に興奮して、思わずスピードを出しすぎ…
気が付いたら回転灯を回しながら静かに後ろをピッタリと走るパトカーがいました。
アメリカのパトカーはサイレンやスピーカーなど音による誘導が無く、回転灯を点滅させたまま静かに近づいて来ます。
その場合は車を路肩に停車し、そのままハンドルに手を置いて待ちましょう。
慌てて車から出たり指示がある前にカバンなどに触ろうとすると銃を持っていると判断される可能性があります。
僕たちは警官の指示のもと国際免許証等を提出し、
罰金通知書を日本の住所に送ってもらい日本に帰ってから支払いました。
その州の裁判所に行ってお金を払うという選択肢もあるのですが、横断旅行中なので行くことは出来ませんでした。
罰金は17000円程。捕まったら諦めて警官の指示に従いましょう。
アメリカでは基本的に高速道路は無料で通行出来ますが、
一部の地域には the Toll Roadsと呼ばれる有料道路があります。
僕たちの横断ルートではカンサスを通過する時に初めて遭遇しました。
合計で3000円程かかりました。
この時、ハーツでレンタカーしている車であれば必ず現金精算のルートを通ってください。
ハーツのレンタカーは基本的にETCが搭載されています。
そのためICルートを通過する事が出来ますが、その度に2割程手数料を取られてしまいます!
何度も料金所があって面倒ですが、なるべく現金で通過するようにしましょう。
その土地ごとで観光をしていると結構お金がかかりました。
ラスベガスでストラスフィアタワーのてっぺんにあるアトラクションに乗ったり、クリーブランドでバスケの試合を見たり、シカゴでジャズを聞きに行ったり…
いろいろな観光名称を楽しみたい旅行者にとっては、必要不可欠な出費かもしれません。
以上をまとめると、以下の通りになります。
航空券:68680円(デルタ航空)
レンタカー:37665円(HERTZ)
宿泊代:66319円(モーテル11泊+ホテル3泊)
食費:83219円
ガソリン代:5626円
観光費:72390円
お土産代:43829円
ESTA・国際免許証:4001円
交通違反・高速料金代:22630円
計:404359円
必要経費だけを算出すると、(赤字の部分)30万円以下で済むことが分かります。
費用と日数はしっかりとした計画が出来るまで分かりませんでした。
そこで僕たちは計画表をExcelで作成しました。
この表に、
ホテルの名前と値段、
レンタカーの返却場所、
あるいは行きたいスポットまでの時間や必要なお金などなど…
をメモしておけば旅本番でとっても役に立ちますよ。
このエクセルは実際に通って何をしたかが書かれているので、これをベンチマークにして自分なりの旅行プランを立ててみてはいかがでしょうか。
ルートの決まっていない横断旅行は、やはり準備が必要不可欠。
移動距離から逆算したホテルの予約やどこで何をしたいか事前に決めておく必要があります。
ですがルートが決まっていないからこそ、横断達成したときの喜びは最高。
しっかり計画して、安全に横断旅行を成功させてくださいね。
今回の計画表は下でダウンロードできますので、
ぜひ活用してみてください。